原油CFDでコンタンゴの売りで儲ける本質を学ぶ

   

GMOクリックにはWTI原油の先物を対象とするCFDがあります。

取引単位は10倍ですから現在は600ドル程度、レバレッジは20倍ですから証拠金3000円台で取引できます。

先物を対象としていますので価格調整額が発生します。前回は110円、前々回はゼロ円。

原油CFDでサヤすべり取りができるでしょうか?一般的には期先の先物価格が高い順ザヤ=コンタンゴだと先物を買い続けるとコストがかかり損をする、だから先物を売り続けることで利益があがるように言われます。
原油CFDの過去の価格調整額を見てみましょう。

過去1年を見てみると、2018年1月と2月を除いて期先が高いコンタンゴです。
そこで昨年の5月17日に期先を49.29ドルで売りを継続して保有したと想定します。
2018年5月17日の価格は71.68ドルに上昇しているので22.39×10で223.9ドルの含み損。
価格調整額の受け取りは1750円なので大幅に含み損となります。
逆に言うと買い保有で大幅に利益になったことになりますが、なぜコンタンゴなのに売りで利益がでないのかというと単純に価格が大きく上昇しているからに他なりません。
また、期近と期先の価格差もかなり狭いので価格調整額自体もほとんどありません。少しでも先物価格が上昇すれば価格調整額を上回る損失がでます。
この事から言えるのは、コンタンゴでの売りで利益がでる(サヤすべり取り)構造は先物価格が上昇せず一定の幅に収まることが必要で、かつそれは期近と期先の価格差以下になる必要があるということになります。
従って長期に渡って上昇することのあるような商品だとコンタンゴ状態が続いても利益がでるまでに時間が必要な場合もあり、その間に含み損が増え、証拠金も多く必要になります。
勿論、多くの商品がそうだと言えますが価格が無限に上昇することはありませんのでいずれは下がることになるでしょう。
ただ、それまでに耐えうるだけの資金がなければ利益にはなりません。
とは言え、原油先物でサヤすべり取りができないのかというと必ずしもそうは言えない部分があります。期近と期先の価格差が大きい時もありますので多少の価格上昇を吸収して余りあるときもあります。

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