米国VIベアの買い保有と米国VIの売り保有を1年続けるとどうなるか?

   

2018年はVIXショックに始まり、年の終わりもかなりVIXは上がりました。
一昨年さかんにもてはやされたVIX売り、VIXインバースですがこの1年だとどんな損益になるのか気になったので調べてみました。
SVXYを原資産とするGMOクリックのCFD米国VIベアETFの買い保有とVIX先物を原資産とするCFD米国VIの売り保有を比較してみたいと思います。

米国VIベア 2018/4/2 終値 44.40ドル 2019/3/29 終値52.31 +7.91ドル 17.81%上昇

米国VI 2018/4/2 終値 21.45ドル 2019/3/29 終値 15.2ドル -6.25ドル 29.13%下落

単純に上昇率と下落率だけをみると米国VI売りのほうに分があります。ちなみに米国VIベアの原資産であるSVXYはVIX短期先物指数の-0.5倍に連動するようになっているので、比較するには米国VIベアETFを2倍にする必要があり、そうなると米国VIベアのほうが若干パフォーマンスが上回ります。
とは言え、米国VIベアETFは金利が発生し、米国VIは価格調整額が発生します。
まず、米国VI売り保有での価格調整額を見てみましょう。

2018年4月から2019年3月までの売りでの価格調整額は合計1898円。為替レートを1ドル111円で計算すると17.09ドル程度になります。
価格調整額は1単位(×10)で計算されるので10で割ると1.7ドル。
2018年4/2終値21.45ドルに対して 6.25ドル(価格下落分)と1.7ドル(価格調整額分)の合計7.95ドル、37%の含み益となります。
一方米国VIベアETFは保有していると売り買いどちらにも金利が発生します。
金利の計算をするまでもなく若干ですが米国VIの売り持ちのほうが米国VIベアETFの買い持ちよりもパフォーマンスがよくなります。
低金利時代だとあまり気になりませんが、CFDの保有を経験すると金利が上がるということがどのように影響があるのか実感できます。
2018年4月頃の金利は以下のように1日あたり0.1円台でした。約5000円程度に対して0.15円程度なので年利換算ざっくり1.1%程度だったものが

2019年3月には約6000円程度に対して1日あたり0.8円程度と上昇しています。年利換算でざっくり4%台後半。

米国の長期金利がそれほど上昇していない現状ですが、これから金利が上がるということを加味するとその分パフォーマンス的に落ちることになります。その点を踏まえるとレバレッジ5倍ののCFDを長期保有するメリットはあまりないのかもしれません。

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