• 原油CFD

先日こんな記事を書いていましたが原油CFDは今が買い時なのか?コンタンゴでも買いで利益はでるのか?当時はサヤの開き具合がわずかでしたので充分買いで利益がでそうでしたが、現在コンタンゴが大きくなっています。
従ってこのままサヤの開き具合が大きく続くと仮定すると短期で上昇しなければ長期的視点で原油ETFなどを買持ちしても利益を出すにはかなりの価格上昇を必要としそうです。

先物買いのベアのノックアウトオプション買いでノーリスクでスワップが貰えるのか?

そこでここはコンタンゴロスによる収益を狙ってみようと思ったわけです。
コンタンゴによる減価については説明不要かと思いますが、IG証券ではWTI原油先物を対象とするノックアウトオプションを扱っています。
このノックアウトオプションは単なるオプションではなくファンディングコストの受け渡しがあります。
VIXショーターの方にはなじみ深い期近と期先の先物を日々ロールオーバーしその価格差を受渡するのでコンタンゴの場合ベアのノックアウトオプションを買い持ちしていると(要は売っているのと変わりません)ファンディングコストが口座に加算されます。
原油の場合スワップとしてその金額が表示されています。
ちなみに4/1日現在は

売りスワップだとなんと11.97ドル1日で貰えます。5月限と6月限のサヤが約4ドル程度あるのでそれを日割りして受渡するわけです。ブルの買い持ちのほうが高いのは金利の関係かと思います。
ベアのノックアウトオプションはノックアウト価格をもっとも低い設定にすればなんと1枚4000円弱で購入できます。

とは言え、やはり価格上昇リスクは避けたいです。今の原油価格からすれば上がる確率と下がる確率(確率より幅といったほうがいいかもしれませんが)、上がるリスクは高そうです。
そこで原油先物を買いつつベアのノックアウトオプションを買ってみます。価格上昇リスクを先物買いでヘッジするわけです。
いわゆる先物買いのプットオプション買いのダイナミックヘッジのようなものです(ちなみにダイナミックヘッジは価格が大きく動かないとヘッジどころか損になる場合が多いです)
結論から言うとこの戦略はまったく儲からないでしょう。
どういうことかざっくりと説明するとノックアウトオプションは要するにVIXでいうところのVXXのようなものであり、先物を買い続けているだけです。ベアのノックアウトオプションは逆に売り続けているようなものであり、結局先物の買いを持ち続け、ベアのノックアウトオプションを持ち続けるという事は単に両建てをしているのと変わりません。ノックアウトオプションという名前がついていますがいわゆる日経平均先物オプションなどとは別の商品です(安い証拠金でレバレッジをきかせて売買しているようなもの)。
また、金利負担などもあるような説明ですし、勿論スプレッドもありますから恐らくわずかながら損失になると思われます。

という結論に至ったので、やはり単純に原油ETFでも買うか、あるいは原油系のコールオプションでも買おう作戦に方向転換しようとしていた矢先、昨日のトランプ大統領のツイートにより(どこまで真実か知りませんが(笑))原油価格が急騰。
もし、ベアのノックアウトオプションを買っていたらファンディングコストを貰う前にあっさりとロスカットされていたことでしょう。
買わなくてよかったと思ったの束の間、よくよく考えれば原油先物の買いはそのまま保持されるので結局利益になっていたのではないか・・・というオチでした(笑)

ちなみに現在コンタンゴが縮小してきています。