原油について興味深い記事があったのでご紹介しておきます。
WTI原油再び20ドル割れ!原油の需給予測を読み解く
この記事では米国エネルギー省が公表している世界の原油需給予測やそれに基づく価格予測を紹介しています。
とは言え、米国エネルギー省が公表したのは4/7日ですが、その後4/12に石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国が日産970万バレルの減産に合意しています。

米国エネルギー省が公表している「エネルギー見通し」を見ると世界の原油需給予測が確認できます。4/7にリリースされた資料によると5月までは10百万バレル/日以上需要が不足している状況が続き、8月までは供給が需要を上回り続けます。

例えば6月の生産量を見ると9960万バレル。それに対して需要が9345万バレルとなっています。
ちなみに2019年6月の生産量1億38万バレル。需要は1億54万バレルでした。
表をみると3月4月5月は需要が極端に落ち込んでいますが4月5月あたりが底で6月あたりから持ち直すような感じになっています。

楽観できないのは次のレポートです。

さらに4/15市場にインパクトを与えたのは国際エネルギー機関(IEA)が公表した4月の石油市場レポートです。レポートでは2020年の石油需要は前年比9.3百万バレル/日減少すると予想されており、米国エネルギー省の見通しよりも悲観的なものとなっておりました。

このあたりの解説も記事にはもう少し詳しく書いてありますので興味のある方は読んでみてください。
米国エネルギー省の予測に今回の減産合意を加味すると6月は需要が上回る結果となりますが。
確かに先物価格は大きくコンタンゴになっています。6月もので24ドル前後、7月もので29ドル前後、8月もので30ドル台ですが、昨年6月頃は原油価格は50ドル台を推移していました。
仮に本当に11月に30ドルになるとしてもコンタンゴがこれだけ大きいと30ドル以上に上昇してくれないとあまり旨味がありません。
先物価格https://www.cmegroup.com/ja/trading/energy/crude-oil/light-sweet-crude_quotes_globex.html