GMOクリックに限らずトレーリングストップという発注方法が使える業者があります。
トレーリングストップは実際に何回か使って試してみないと恐らく初めての方にはよく分からない代物だと思います。
使い方から覚えるよりもまずその特徴をまずイメージしたほうが分かりやすいです。
以下のような特徴があります。
トレーリングストップの主な特徴
逆指値が自動で動く
利益がのったほうに追随して動く
トレール幅によってはトレーリングストップが発動するタイミングが決められる
※あくまで逆指値注文に付随する形で設定するものでするから利益確定は自分で判断して発注する必要があります。(要するに逆指値及びトレーリングストップに引っかからないかぎりそのままポジションは保持されます。(注文の有効期限は最大でもよく週末までですが)
GMOクリックのトレーリングストップでの注意点
GMOクリックの場合、新規で建てた直後にトレーリングストップが設定できますが、逆指値とトレール幅によってはすぐにトレーリングストップに引っかかって決済される場合があります。
利が乗ってからトレーリングストップが発動するのではないので(GMOは逆指値とトレール幅によって発動)、結果損をする場合もあります。
逆指値が自動で動くトレーリングストップ
一定の幅を最初に設定しておけばその幅を保ちつつ動きます。損をする方に動いても逆指値の意味がないので、益がでる方向に動いていく感じです。
トレーリングストップの具体例・イメージ
例えば1000円で買ったCFDにトレーリングストップとして逆指値900円 幅を100円(実際はpip)とします。
価格が1050円まで上昇すると逆指値が950円にあがる感じです。もし価格が1300円まであがってから1200円まで落ちるとそこでトレーリングストップに引っかかり決済となります。
トレーリングストップの発動条件
現在値と逆指値の価格差>トレーリング幅で発動 トレーリングストップが有効となります。
例
現在値1000円 逆指値850円 トレール幅200pip と設定
この状態でもし200円下がっても、というより下がる前に850円の逆指値に引っかかります。つまりトレール幅200pip以上現在値と逆指値価格が開かないとトレーリングストップ自体が発動しないことになります。
トレーリングストップの注意点
なかなか良さそうな発注方法に思えますが、トレール幅をあまり狭くすると一時的な下落で価格が戻る場合でもストップに引っかかる場合もあり、長期で保有する場合は単純に逆指値でも良かったりします。
この辺りはロスカットをどこに置くのか、証拠金との兼ね合い、保有期間、などなど一概には言えないと思いますが。
いずれにしてもトレーリングストップを一度設定しておけば、利が乗った場合に逆指値を設定し直す必要がなくなります。
米国VIトレーリングストップに引っかかる
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